2020年7月22日水曜日

Murder on the Orient Express (1974)


オリエント急行殺人事件


Agatha Christie のミステリーの1934年のミステリーの映画化です。

ストーリーは知っての通り。
全員が容疑者で犯人、誰がではなく、みんな、という奇想天外の謎解きですが、Agatha Christie らしく、それほど込み入った内容ではなく、人生ドラマを散りばめた、エンターテインメントですね。
こういうのって、みんな結論を知ってるわけですから、どのあたりをハイライトにするんでしょうね?

Sean Connery に Ingrid Bergman が出演していますが、なんと助演。しかも最重要の役回りではありません。なんとも贅沢な使い方です。
そんな中で、Poirot を演じた Albert Finney の怪演が光ります。かなりの変人の雰囲気を出し、独特のしゃべり口。それでいておかしみがある。

殺人事件という一見恐ろしい物語ですが、何かしら陽気さをもたらす映画でした。

ちなみに、オリエント急行殺人事件は2015年にフジテレビがテレビドラマ化して放送してました。
野村萬斎の探偵は、かなりこの1974年の Poirot の影響下にあると思います。
オリジナルでは、多国語の違いが謎解きのキーになっているのを、方言に置き換えたりしてよく日本語でやったなと感心します。

原作:Agatha Christie
監督:Sidney Lumet
脚本:Paul Dehn
キャスト:Albert Finney, Sean Connery, Ingrid Bergman, Anthony Perkins, Lauren Bacall, Jacqueline Bisset

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