2021年8月13日金曜日

精武門 Fist of Fury ドラゴン怒りの鉄拳 (1972)

日本統治下の上海租界を背景に、日本人武道集団と、中国人武道集団との抗争を描いた、完全 Bruce Lee のためのカンフー映画。

精武門というのは、上海精武体育会をモデルにした精武館という武道館の武術およびその教えのことです。

武術集団間の抗争がメインテーマなので、前作と違い、見どころはカンフーシーンしかありません。
今回は初めて、ヌンチャクを使用しています。
Bruce Lee の身のこなし、フットワーク、力んだ決めポーズ、怪鳥音とも完璧です。
対する相手の武術のチンケさが何とも間抜けで、なんだろう、空手なのか、柔道なのか。最後には日本刀持ち出してくるし。

ストーリー的には、「仁義なき戦い」のようなものですが、徹底的に「日本人=悪」で描かれているのが切ない。1970年代の中国の精神世界は、香港と言えども大戦中の反日が底辺にあるんでしょうね。


監督:Lo Wei
製作:Raymond Chow


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2021年8月11日水曜日

唐山大兄 The Big Boss ドラゴン危機一発 (1971)

Bruce Lee の香港での出世作。

カンフー映画にしては、まともなストーリーですかね。
舞台はタイですが、言語は中国語。広東語か北京語かはあまりよく分かりません。
以後の映画にあるような、武道家の設定ではないので、アクションもカンフーというよりはケンカとして扱われています。

「唐山」というのは中国の東北部の地名で、出稼ぎに来ている中国人コミュニティの田舎です。なぜ香港近くではないのか、と思いますが、出稼ぎ=東北といった典型があるのかもしれません。その辺りはよく分かりません。
タイトルは仲間が全員殺される中で、最後まで一人で闘う唐山コミュニティの頼れるリーダーって感じでしょうか。
それにしても日本タイトルは酷すぎます。

氷からポロッと麻薬が出てきたり、人型に壁がぶち抜かれたりと、香港B級映画ぶりも魅力なのか。


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2021年7月23日金曜日

未来のミライ (2018)

ファンタジー、千と千尋やポニョ的な映画ですかね。

ストーリーは何とも共感できるようなものではなかったのですが、シチュエーションは共感できました。

今まで親の愛情を独り占めできていたのに、妹ができて戸惑うお兄ちゃん。初めは物珍しいけど、だんだん嫌いになっていく。
ビデオも自分が映りたい。相手にして欲しい。
いじけちゃうよね。
お兄ちゃんの自覚もないのに、お兄ちゃんでしょ、と怒られる。

母親も必死で余裕がなく、父親も何をしていいのか分からない。

みんな、失敗しながら、経験しながら親になり、兄になるのかなあ。

うまくいかなかったけど、今となっては幸せの記憶。


監督・脚本:細田守


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2021年6月19日土曜日

Annie (2014)

ミュージカルの古典の映画化で、映画化は3回目だそうです。
ミュージカルも前の映画も見たことがなかったので、新鮮に見れました。
だいたい、ミュージカル映画はあんま得意じゃないんですけどね。

貧しい境遇が富豪に出会うという、これまた繰り返し使い古されてきたテーマですが、主人公 Annie の明るさがさわやかで、それがこの映画の全てかもしれません。
分かりやすい悪役がいて、挫折があって、その中でもう一人の主人公は再生していく。
再生の物語でもあるんですね。

まあ、ハッピーではあります。

監督:Will Gluck
出演:Jamie Foxx, Quvenzhane Wallis, Rose Byrne, Cameron Diaz


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2021年5月16日日曜日

Minority Report (2002)

SF なんですが、シチュエーションを理解するのが大変でした。話の展開が速くて。
Spielberg はもっと分かりやすく作ってくれたらいいのに。

プリコグという特殊能力の予言者が、犯罪の予知をする世界。
予知は予防を可能とし、殺人犯罪はなくなってしまいます。素晴らしい。でも、予知が本当かどうかは、起こらないわけなので、わからないのですが。

3人の予言者による予言のうち、1人だけ違う予言があった場合、それは少数報告(マイノリティ・レポート)として、消去されるシステムとなっていることが、タイトルの元になっています。

原作の短編小説は面白いんだろうなぁ。


  • 監督: Steven Spielberg
  • 原作: Philip K. Dick
  • 出演: Tom Cruise, Colin Farrell, Samantha Morton


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Yesterday (2019)

ビートルズが消えてしまった世界で、ビートルズの曲をカバーして成功する男の物語。
CDも楽譜もないわけだから、記憶だけで勝負。
Ed Sheeran と作曲ゲームで勝ったり(当たり前か)、リリースする曲全てヒットしたり(これも当たり前か)。

最終的に人の曲を自分の曲だと偽っていることに耐えきれなくなり、真実を話す時が来て...

最後の、"Ob-La-Di, Ob-La-Da" が泣かせます。

それにしても、この映画は何が言いたかったのだろう?
The Beatles の曲にあやかって映画をヒットさせたかったのか、「もし」を思いついて映画にしたくなったのか。

  • Director: Danny Boyle
  • Cast: Himesh Patel, Lily James, Sophia Di Martino, Ed Sheeran


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2021年5月9日日曜日

Cast Away (2000)

太平洋の無人島へ漂流した物語だけに、ほとんど Tom Hanks 1人だけしか出てきません。
それではあまりにもセリフがなさすぎ、と思ったのか、漂流物のバレーボール "Wilson" というキャラクターを登場させて、主人公とコミカルな会話をさせています。

黒澤明の映画「生きる」では、生きる意味を問うていますが、ここではそれを超越しています。
"Keep Breathing" 生きること自体が大切ってことかな。
意味があろうとなかろうと。目的があろうとなかろうと。
大切な人のことを想って、とか関係なく。
どんなに絶望しようと。

主人公は4年のサバイバルの末に元の世界に戻るわけですが、本当にそんなことが可能なのか。魚とカニとヤシだけで生きられるのか。
疑問は湧きますが、まあそれは映画の世界ということで。

映画の初めはふくよかだった Tom Hanks が終わりにはかなり痩せた姿になっているところが見所です。

監督:Robert Zemeckis
出演:Tom Hanks


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