観たのは何回目かです。Roland Emmerich のファンなんです。
ストーリーとしては陳腐。地球外生命の攻撃を受け、人類が勝利する、というもので、"War of the Worlds" と似た設定です。インヴェーダーも Alien バリに醜悪な姿をしており、単純な勧善懲悪モノです。
アメリカ人は、自由のための戦い、という自分たちの生い立ちが好きなんだろうと思います。南北戦争もそうだと言えますし、第二次大戦やそれに続く朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争などもそうでしょう。
大統領のスピーチ中の "you will once again be fighting for our freedom" という一節がそれを物語っています。
しかし、Roland Emmerich はそんなところで評価されるべきではないのです。その巨大さ、壮大さ、地球滅亡を予感させる破壊映像、そしてエノーマスな突然の危機のパニック表現なんですね。
"The Day After Tomorrow" や "2012" ほどではないですが、まあその前哨戦並にはなっています。
"A Good Year" とはワインの当たり年のこと。
ワイン農場主になって、プロヴァンスでゆったりした人生を送りたいなあ、という願望が映画になった感じです。
主人公は成功したトレーダー。今ではコンピュータが処理しているのでしょうが、2006年当時は大量の人が電話で売り買いを指示しているのが時代を感じさせます。
Ridley Scott には珍しくロマンティックコメディですが、プロヴァンスのスローライフの情景が美しく、優しく撮られています。広大なぶどう農場や、シャトー、丘の風景、ぶどう作りに賭ける農夫一家、美しい隣人。まさに願望ですね。
Turn the Beat Around – Vickie Sue Robinson
Hot Stuff – Donna Summer
Rock the Boat – Hues Corporation
Don’t Leave Me This Way – Thelma Houston
Starman – David Bowie
Waterloo - Abba
Love Train – The O’Jays
I Will Survive – Gloria Gaynor