2018年8月15日水曜日

Independence Day (1996)

観たのは何回目かです。Roland Emmerich のファンなんです。
ストーリーとしては陳腐。地球外生命の攻撃を受け、人類が勝利する、というもので、"War of the Worlds" と似た設定です。インヴェーダーも Alien バリに醜悪な姿をしており、単純な勧善懲悪モノです。
アメリカ人は、自由のための戦い、という自分たちの生い立ちが好きなんだろうと思います。南北戦争もそうだと言えますし、第二次大戦やそれに続く朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争などもそうでしょう。
大統領のスピーチ中の "you will once again be fighting for our freedom" という一節がそれを物語っています。

しかし、Roland Emmerich はそんなところで評価されるべきではないのです。その巨大さ、壮大さ、地球滅亡を予感させる破壊映像、そしてエノーマスな突然の危機のパニック表現なんですね。
"The Day After Tomorrow" や "2012" ほどではないですが、まあその前哨戦並にはなっています。

この陳腐なストーリーの中で救われるのは、地球を救う英雄は皆ダメ人間だということです。落ち目な大統領、NASAの採用テストに落ちた海兵隊パイロット、妻にキャリアを優先された通信技師、アル中の農薬散布パイロット。人はそれぞれ活躍する「場」がある、ということでしょうね。

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