"ファーザー マザー シスター ブラザー" が11月に日本で公開になるということで、ホントに久しぶりに観てみました。
Jim Jarmusch の寂寥感のある独特の空気感は、デビュー作 "Permanent Vacation" や 前作 "Stranger Than Paradise" に通ずるものがありますが、今作が大きく違うのは、イタリア人アクター Roberto Benigni の起用で喜劇テイストがプラスされていることです。
彼の使うカタコト英語や、半端に覚えた英語の諺、スラングなんかがこの映画の中核を成していると言ってもいいように思います。
それと、Tom Waits の音楽でしょうか。Jim Jarmusch 自身、映画を撮るに当たって、Tom Waits の曲が頭に残っていたと言います。
観終わった後で、僕も思わず "Rain Dogs" (1985)と、"Closing Time" (1973)を聴き直してしまいました。
この2人に、盟友 John Lurie が加わり、3人の "Down by Law" 物語が進みます。(ちなみに "Down by Law" は刑務所のスラングで、親しい兄弟のような間柄を言う)
刑務所に入るまでのシーン、刑務所内でのシーン、脱獄後の逃走シーンと進行し、最後は3人それぞれの道に進んで行くというロード・ムービーですが、何となくハッピー・エンディングを思わせるのは、やはり Roberto Benigni 演じるロベルトの存在なのかもしれません。
ロベルトとニコレッタの朝食時のダンス・シーンは特徴的ですよね。
- 監督:Jim Jarmusch
- 脚本:Jim Jarmusch
- 出演:Tom Waits, John Lurie, Roberto Benigni, Nicoletta Braschi, Ellen Barkin
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