Dune: Part One
Frank Herbert の「砂の惑星」を読むための予行演習として観てみました。
Lucas の「スターウォーズ」バリの誇大妄想の世界だったんですね。おそらく「スターウォーズ」にも多大な影響を与えたでしょう。
今回は "Part One" ということで、物語の前半を描いているようです。現在 "Part Two" が上映中ですが、そちらで物語は完結してるんでしょうか。Herbert の "Dune" のうちの第1作「砂の惑星」部分をカバーしているのかもしれません。
他の星で、大気と1Gがあり、言語が統一されているというプリミティヴな前提が、今となっては少し白けてしまいますが、そこをグッと我慢すると、まあまあドラマとしては面白い作りになってます。
サイエンス・フィクションじゃなくて、架空の世界を舞台にした大河ドラマと思えばいいんでしょうね。
皇帝とハルコンネン家とアトレイデス家の確執に、砂の民フレメンが絡む陰謀渦巻く世界。
過去からの因縁もあるので、理解しやすい設定ではありませんが、映画的にはそれを比較的分かりやすく表現してもらっていると思います。
Part One では主人公が窮地に陥り、最も厳しい局面に落ちるところまでが描かれていて、Part Two へのいい導火線になっているんですが、Part One だけだと爽快感は全くなく、重苦しい感触が残ります。
それにしても「ハルコンネン」とか「アトレイデス」とか「ベネ・ゲセリット」とかというややこしい固有名詞が連発される中、主人公の名前は「Paul」という最もありふれた名前の一つというのは驚きです。
もちろん Paul はキリスト教では重要な名前ですが、Herbert は読者に物語に入ってもらうために親近感を与えたかったんでしょうかね。
ということで、読書と Part Two はどうしよっかなぁ....
- Director : Denis Villeneuve
- Writers : Jon Spaihts, Denis Villeneuve, Eric Roth
- Cast : Timothée Chalamet, Rebecca Ferguson, Oscar Isaac
https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/1/
https://amzn.to/4crEkX0 |
0 件のコメント:
コメントを投稿