2024年3月24日日曜日

蜘蛛巣城 (1957)

シェークスピアのマクベスは知りませんが、なかなかよくできたストーリーですね。
もののけの予言が絡まってくるところはオリジナルにあるのかどうかは分かりませんが、結果もののけの言う通りに人間が動いていくのはなんだか深みがあります。

悲劇なので、ハッピーエンドとはなりませんが、そうだろうなというところに落ち着きます。

やっぱ三船敏郎は名優ですね。
旧主を殺害して城に入るときの、盟友に向けた戸惑いの表情や、徐々に気が細っていくところの変化なんかは、意外と繊細に表現してます。

効果的に使われている霧の発生、馬の疾走シーンの撮影方法など、映画技法がふんだんに使われています。

サウンドトラックがが悪いのか、早口だからなのか、何を言っているのか分からないところが多いのが残念です。


  • 監督 :黒澤明
  • 脚本 :小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明
  • 出演 :三船敏郎、山田五十鈴、千秋実、志村喬

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