2016年4月24日日曜日

The Way Way Back (2013)

タイトルは、映画の冒頭とラストで主人公の少年が車に後ろ向きで座っていることを指すのか、帰り道までのさまざまなできごとを指すのか。

根暗の14才の少年が、プール・パークでのバイトと働く人たちとの交流を通じて、心を開放して行く物語。

基本的には、"Catcher in the rye"です。
リゾート地の浮かれた大人たちの世界は我慢ならない。母親も別の世界に行きそうで不安、どこにも自分の居場所がない。ナイーヴ。
プール・パークの冗談ばかり言うおかしな友達オーウェンは、自分を認めてくれ、”You gotta go your own way. And you are going your own way."と言ってくれます。
家から自転車で外に出るときのBGMが、いつも軽快なのが印象的です。

バカンスはいつまでも続きませんが、帰るときには何かを得て成長した少年の姿があり、ラストは少しだけハッピーな気分になれる、青春の香りのするコメディです。

プール・パークでの送別パーティの音楽に"Sneakin' Sally Thru The Alley"が使われているのが気に入りました。


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