2016年4月16日土曜日

桜、ふたたびの加奈子 (2013)

小学校入学の日に交通事故で娘を亡くした夫婦の物語。

生命の循環、リインカネーションを主題にしていることから、映像に円環が多用されているようです。確かに。それに心理状態の不安定さを演出するカメラワーク、不安を掻き立てる音楽。

そして、この夫婦の物語に出口はあるのか。子どもの死と向かい合うなんて、胸が苦しすぎるシチュエーションです。時間が解決する、ということかと思っていましたが、そういうわけでもなく、胸のモヤモヤが晴れないまま。

原作がソフト・ホラーかミステリーのようなので、幽霊、転生、そういったテイストで見るのがいいかもしれません。


0 件のコメント:

コメントを投稿