2019年2月10日日曜日

少林サッカー (2001)

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監督周星馳の出世作にして、最高傑作と言ってもいいでしょう。
とにかくバカバカしさがハンパない。
大げさな演出とCGとワイヤーアクション。ところどころに香港映画のパロディ。

一方で、夢、自信、自尊心といったところにも強く訴えかけてきます。

ときどき観て元気をもらいたくなく映画です。

2019年2月9日土曜日

祈りの幕が下りる時 (2018)

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葛飾区の女性の殺人事件が、加賀恭一郎の人生とクロスしていく、まさかの展開。秀逸なミステリーです。

テーマは親子の愛憎。

途中まで、というかクライマックスまでは、まったくどういう筋書きなのか分かりません。しかも、二十数年間の物語でもあり、キーとなるアクションも十数年前や数年前です。
よくもまあ、東野圭吾って毎回こんなことを考え抜くなあ、と感心します。

救われない感じの終わり方ではないことが救いです。

https://www.toho.co.jp/movie/lineup/inorinomaku-movie.html

2019年2月3日日曜日

Hidden Figures (2016)

"Hidden Figures" とは隠された人、隠れている数字。

ここでフィーチャされている女性たちは、まったくカッコいい!
1960年代で、女性、黒人という2つの差別要因を持ち、その差別にしなやかに、そして強い意志を持って挑んでいく姿を描いています。

その武器は数学。仕事ができる女です。
改めて「仕事」というのは全ての偏見を超越するすばらしい場だと強く思いました。実力主義、成果を出すか出さないか、が評価の基準。上司の本部長が、非白人用のトイレの看板をハンマーでぶち壊すシーンが象徴です。

ケネディ大統領の下、アメリカが上り調子だった頃の良き時代、コンピュータではなく人の計算能力が高く評価されていた、そんな時代。
ヒーローは、ジョン・グレンだったかもしれませんが、それを支えた数多くの影のヒーローにスポットライトを当てた、いいストーリーという見方もできます。

サウンドトラックには、Pharrell Williams のゴキゲンな曲や Miles の "So What” が。
いい映画だなあと思います。

http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/