2016年11月27日日曜日

STAR WARS : Episode V-VI

EPISODE V:THE EMPIRE STRIKES BACK (1980)
EPISODE VI:RETURN OF THE JEDI (1983)


前作(第1作)と打って変わって、見事なSF活劇になっています。
前作の成功で、ふんだんにお金を使えることになったのと、いいスタッフを集められるようになったんでしょうね。

この2作は完全につながっていて、上映間の3年間は待ち遠しかったものと思われます。僕はこの当時、別にスター・ウォーズにはまっていたわけではないので、特に何も思いませんでしたが。

ストーリーは例によって陳腐ですが、特撮の宇宙の美しさが光ります。ファルコンも模型を作ったと言いますから、この当時の特撮の大変さが分かります。いまなら3D-CGでしょう。
当時のテクノと同じように、このSF特撮というジャンルは、少年を熱狂させるのにたる何かを持ってるんでしょうね。怒り(Anger)と怖れ(Fear)と攻撃(Aggression)がフォースの暗黒面に通じる、というヨーダの発言は当時の少年に響いたんでしょうか。

そう言えば、 "I'm your father." は、Toy Story でもパロディられてました。


2016年11月20日日曜日

ソロモンの偽証 (2015)

映画の途中で、告発文は偽物、死因は自殺、という構図ははっきりしていたので、これを前編後編の2本の映画にまで引き延ばす必要があったのか、という感じるほど、少し長さ感が強い映画でした。

主題は事件の全容解明ではなく、登場人物の心模様を描くことにあるのでしょう。
自殺した生徒から偽善者と言われた生徒、すれ違う親子関係。
一人ひとりが事件と自分に向き合い、生きることとは何か、人生とは何かについて考える、そんな内容です。

かといって、何か深い洞察があるストーリーではありません。ただ、真剣に、まっすぐに向き合う勇気、の印象が強く残る映画でした。

STAR WARS (1977)

何回観ても、画面展開もストーリーも陳腐だなと思います。スタートレックやウルトラマンに毛が生えた程度だと思うんです。
ただ、サイエンスフィクションの中にフォースといった古代感覚を持ち込んだり、ライトセーバーに代表されるようなレーザー光線の使い方、ダース・ベイダーやR2-D2みたいに立ったキャラという要素がヒットにつながったんでしょう。

ルーカスの構想を実現しようとしても、映画技術に対して時代が早すぎたと思いますし、ルーカスの元に十分に有能なスタッフが集まってなかったのではなかと感じます。

大人向けではなく、子供向けの映画ですが、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、ダース・ベイダー、オビ・ワン・ケノービ、P3CO、R2-D2、レイア姫といった強烈なキャラクターと、宇宙戦争という広大な設定が、子供たちだけではなく、大人たちもワクワクさせたのは間違いありません。