あんな時代に、こんな映画を作れるアメリカは、確かにあこがれの対象だったんやろね。カラフルな映像にウィットの効いた会話、上流階級の暮らし(アメリカじゃなく英国が舞台ですが)。
ミュージカル、なんかハッピーな気分になります。ディズニーっぽい。
途中に小休止があるほど長いのですが、正直歌部分が長い。ミュージカルやからしょうがないんですが、しかしなんでアメリカ人はこんなにミュージカルが好きなんやろ。共感できんのですが、日本人も歌舞伎好きなんで、あいこですか。
男と女のものごとの捉え方の違いをコミカルに描いてますが、男と女以外にも、富裕と貧乏、自由と不自由なんかの対比がおもしろく表現されています。
ちなみに、ピグマリオン効果の例でこの映画が出てくるのですが、ほぼピグマリオン効果は出てこず、イライザのセリフのほんの一節だけでした。
I shall always be a common flower girl to Professor Higgins, because he always treats me like a common flower girl, and always will.
But I know that I shall always be a lady to Colonel Pickering, because he always treats me like a lady, and always will.
- Directed by George Cukor
- Cast: Audrey Hepburn, Rex Harrison, Stanley Holloway, Wilfrid Hyde-White