2018年4月22日日曜日

The Martian ―オデッセイ― (2015)

"Martian" とは「火星人」。映画の内容は、"Life On Mars"。
日本語タイトルの「オデッセイ」 とは「長期の放浪」、「長い冒険」。

事故により死亡したとして火星に一人取り残された主人公の生存への努力と、地球やクルーの人々の奮闘を描いた物語です。30日ほどのミッション分の機材と食糧の中で、次に火星に探査船が来るのは4年後の予定。こんな絶望的な状況の中で、死を待つだけでなく、生きていこうとする意志と、それが結果につながるという超ポジティブ映画です。もちろん、途中でも終盤でも絶望的な状況になり、そのたびに克服していきます。

科学の力、というのもテーマですが、宇宙戦艦ヤマト的な夢物語的なフィクションというわけではないので、ところどころ「おかしいやろ」「それはどうするつもり」、という突っ込みどころ満載ですが、ストーリーを重視して、そこは甘んじて受け入れなければなりません。

おもしろいのは、サウンドトラックです。船長の趣味の70年代ディスコサウンドが最初はフィーチャされて、おかしなテイストを出しているなと思ったら、けっこう歌の内容とストーリーがシンクロしてるんですね。

Turn the Beat Around – Vickie Sue Robinson
Hot Stuff – Donna Summer
Rock the Boat – Hues Corporation
Don’t Leave Me This Way – Thelma Houston
Starman – David Bowie
Waterloo - Abba
Love Train – The O’Jays
I Will Survive – Gloria Gaynor