2015年10月25日日曜日

Yes Man -"YES"は人生のパスワード- (2008)

現状がネガティブな状態にどっぷりつかっていると、ポジティブを欲しがるんでしょうね。今の僕の心に刺さりました。

"Live your life"ということなんですが、それが、さまざまな選択肢において"Yes"を選択することで人生が開けるというもの。いろんなことに挑戦して、いろんな人と出会い、明るく生きる。気持ちを切り替えて、行動を変える。

このポジティブさは、アメリカ人らしいですね。
でも、この映画を見るだけで、気持ちが楽になります。

オノ・ヨーコの個展で、梯子を上ったジョン・レノンが天井に見たものは、"YES"の文字だったという話を思い出しました。


2015年10月12日月曜日

Rocky / Written by Sylvester Stallone (1976)

この物語がスタローンの人生だからこそ、いい映画になったんだろうと思います。

小学校の頃は、スポ根全盛だったので、単なるスポ根だと思っていたのですが、改めて観るとダメな人生の再生物語ですよね。アメリカンドリームの追求ではなく、アメリカンドリームとの戦い、アポロはアメリカンドリームの象徴、ロッキーはアメリカンドリームからの落ちこぼれ。

試合の前日、ロッキーはエイドリアンに言います。
"I was nobody."
"If that bell rings,  and I’m still standin’, I’m gonna know for the first time in my life that I weren’t just another bum from the neighborhood."
それが彼の戦う理由、自分のために戦おうとしてたんですね。だから、試合の勝ち負けは関係なかったのです。

Trailer


2015年10月11日日曜日

Little Miss Sunshine (2006)

アメリカからの帰りの飛行機で見ました。
なぜかロードムービーって好きですね。
  • 負け犬の方が人生深くてええんじゃないの
  • 家族ってええよね
というのを感じました。
コメディですが、登場人物たちは、いずれもWin or Looseの中で、いろんなタイミングでLooserになっていきます。Winを目指していたときは余裕がなくて、あまりいい感じの人じゃないんですが、Looserになってからは、人のことを思いやれる心の寛い人になっていくという対比があり、アメリカ社会への風刺精神が感じられます。一方で、Winnerになろうと一生懸命になっている人を応援する姿勢もあり、アメリカの価値観はしっかりキープされてるなあと思いました。
口を利かない長男の書いたメモはいくつかあるのですが、その中で一番気に入っているのは"Go Hug Mom"、悲しんでいる母親を前に、妹に向けたメモです。次に長男が落ち込んだ時に、妹にハグされ持ち直すというシーンの伏線になっています。
ラストのダンスシーンの音楽は、Rick Jamesの"Super Freak"。MC Hammerのサンプリングでも有名ですが、ジャンキーのクソじいさんの選曲とダンスはブッ飛んでて最高です。
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